駒場と渋谷

◆「自然エネルギーの世界」展
東大駒場博物館は行った事なかったし、特別展が会期末だったので、慌てふためいて行ってきた。

タイトルの通り、自然エネルギー技術・取り組みの紹介展示。
大別すると太陽光、風力、水力、 地熱、波力、バイオマスの六種類。

1階がメイン展示室。

太陽光コーナーは太陽電池の展示・解説。
何種類もあるんだけど、それぞれの特徴を表形式で示してくれると分かりやすかった。
それぞれの解説に文言で書いてあるけど難解で、太陽光コーナーを全部見終われば各イメージが混ざって何があったか分からなくなっちゃう。
複雑な数式やグラフがあると、解説読もうって気を少なからず削がれる…

風力発電コーナーは風車の模型が多めで目を惹く。
風力に合わせて向き、羽の角度、ギア比を変化させる風車の模型があって、コレはよく分かった。
風はただ強ければイイ、ってモノでもないらしい。

波力ってちょっとマイナー分野な感じ、いまいちイメージ湧かない。
波の力で直接水車を回すタイプと、波力で空気を押し出してタービンを回すタイプがあるらしい。
ちょっと理解が深まった。

水力と地熱は展示スペースがかなり少ない。
どうしても大学での研究が盛んな分野が展示ボリューム大きくなるよね。
しかたないのかな。

2階は光触媒の紹介展示。
光が当たると汚れを分解して、水や清掃コストの削減が図れる技術。
全部建材メーカーの技術紹介。
普通のタイルと光触媒タイルを並べるとその差は歴然。大したもんだ。
タイルだけでなく、ガラスや農業の培養液再利用等、他にも用途は色々あるみたい。

見学時間:約55分



◆「和田誠の仕事」展
駒場からの帰りに渋谷を経由するので、たばこと塩の博物館に寄って「和田誠の仕事」展を見てきた。割引クーポンも持ってたし。
デザイナーや芸術家って全然知らないけど、知ってる数少ないイラストレーターが和田誠さん。
本の装丁でしか知らないけど、絵を見ればなんとなく「和田誠だ」って分かるレベル。

映画や舞台のポスター、絵本、本の装丁…
和田誠作品に囲まれていると、なんだか心が和む。

絵の展示だけでなく、映像も上映されていた。
メイキング風景を撮った「和田誠ただいま製作中」
プロの仕事ぶりは何を見ても面白い。
上映時間28分と、結構長いが椅子があるのでなんとか。

和田誠さん、映像や絵の雰囲気からは結構穏やかそうなイメージ。
奥様はあの平野レミさんなんだよなぁ。
どんな会話してるんだろう、ちょっと興味ある(笑)

見学時間:約50分
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自転車と博物館

twitter でポタリングツイートなんぞを見ると、自転車乗ってみたくなるのはいつも事。
でも自転車持ってないからパレスサイクリングに行ってきた。
パレスサイクリング
マウンテンバイクとママチャリ、2回借りてのんびり走って約50分。
ケツがちょと痛い…



◆貨幣博物館
二重橋前から三越前の貨幣博物館まで、てくてく歩く。
入り口で受付票に現住所の都道府県を記入して提出。展示フロアの2階へ。

入場無料、展示品の写真撮影は禁止。

展示コーナーに入ると、まずは貨幣の歴史。
古代の物々交換から始まって、現代の通貨制度までを解説。
明治時代くらいまでは理解できてたけど、現代の管理通貨制度となると言葉が難しい…
現行紙幣の偽造対策を顕微鏡で見るコーナーがあって、流石にコレは理解できた。

順路後半は色々な貨幣の展示。
海外を含めたカラフルなやつ、額面が大きいやつ、形がヘンテコなやつetc,etc…
コレは直感的に面白い。
ジンバブエの紙幣とか、ゼロの数が多すぎて、もはやギャグだね。

展示品がお金中心、と言うこともあってガードマンも居て静か。
全面赤いカーペットが敷いてあり、照明も少し暗めで大変落ち着いた雰囲気がステキ。
じっくり見学できる。

展示室は写真撮影禁止だけど、ロビーに撮影可能なコーナーがある。

貨幣博物館_石貨
ヤップ島の石のお金。
直径88cm重量は約100kg、実物見るとヤッパリでかいなぁ。

貨幣博物館_一億円
一億円の模型。
重量は約10kg、イザとなったら持って走れるね。
安心した!(何が?)

見学時間:約100分



◆旧新橋停車場・鉄道歴史展示室
三越前から南にてくてく歩く。
新橋の旧新橋停車場・鉄道歴史展示室がお目当て。

入場無料、展示品の写真撮影は禁止。

展示フロアは1階と2階があり、順路は2階から。

2階は主に企画展示、今は「日光道中-江戸の旅・近代の旅-」
江戸時代の絵図や明治期の写真等、ビジュアルたっぷり。
面白かったのは、明治期のいろは坂の写真。
あの急なつづら折を人力車が登ってる画。キッツイなぁ…

見てるうちに、なんか日光行きたくなった。

1階は旧新橋停車場の紹介。
明治に建設された日本初の鉄道駅が新橋停車場。
発掘調査の出土品が展示されている。
中でも面白いのは、開業当時の遺構。
床が一部ガラス張りになっていて、石積みのプラットホームがそのまま覗ける。

建物は旧新橋駅の駅舎とホームを再現したもの。
旧新橋停車場
でも、資料展示室は左翼のごく一部。
展示のボリュームがお手軽サイズなので、時間が余ったときに暇潰し感覚で覗くのもイイかも。

見学時間:約40分



◆地球最古の恐竜展
最後は六本木で地球最古の恐竜展
六本木なんて行ったらオシャレ放射能で死ぬかもしれない、とビクついていたが勇気を振り絞って行ってきた。

いやはや、休日の六本木を舐めておったね。凄いヒト。
チケット買うのに15分、そこから入場まで10分、まいったね。
カップルや家族連ればかりだし、孤独感が増長されるのもまいったね。

入場してたまげた。
巨大模型がイッパイ、映像もイッパイ、大迫力でエンターテイメント性がかなり高い。

エクサエレトドン
哺乳類のご先祖様、エクサエレトドン様。
決してカッコイイとは言いがたい哀愁すら覚える顔、味わい深い(笑)

模型と映像_1 模型と映像_2
模型と映像の合わせ技。

映像はNHKの特番でも見たような気がしたが、さもありなん。
NHKも主催の1つだった。
既視感があっても、大画面・大音量で上映される映像は迫力があって面白い。

こういう「楽しい」展示は久しぶりだったので、とても満足した。
巡回で大阪にも行くらしいので、お近くの方にはオススメしたい。

見学時間:約60分



六本木からの東京タワー
展示とは関係ないけど、六本木から見る東京タワー。

東京都水道歴史館

大哺乳類展の後、上野から秋葉経由で御茶ノ水まで歩く。
東京都水道歴史館を見学してきた。

順天堂大学の北側、通りから一歩入った所にある。
場所が目立たないせいか、ヒトは全然いない。
ほぼ貸切状態で、受付のお姉さんも暇そうだ。

入場無料で展示物の写真撮影OK。

フロア構成は
1階:近代・現代の水道
2階:江戸時代の上水・水道

順路としては2階→1階の順番。

◆2階:江戸上水
展示で一番目をひくのは木樋。分かりやすく言うと、水道を通すための木製角パイプ。
屋敷跡等から発掘された、実物の木樋が並んでいる。
木樋同士を繋げる継手や、汲み上げ口となる上水井戸も実物が展示されている。
木樋や継手の組み方や、漏水を防ぐ工夫、今のような機械設備が整っていなかった時代の水道技術に素直に驚いた。

他には小石川上水や玉川上水の歴史・経緯。
電光地図や映像も交えて分かりやすい。

◆1階:近現代水道
明治期以降の水道の歴史や技術の紹介。
「蛇口」の語源となった、水出口が竜をかたどった大正期の共用栓(昔は各戸への水道は無く共用)は超カッコイイ。
写真撮りたかったけど、電池切れ… OTL

小河内ダムの紹介展示は映像を踏まえており、ダム建設手順がとても分かりやすい。

巨大水道管の輪切り展示は人間と比べると大きさがよく分かる。
口径2.9mの水道菅、大人が立っていても余裕の大きさ。





所々、解説映像もあって分かりやすいのはヨロシイが、5分もその場で立ち見するのは疲れて仕方ない。
チョット椅子を置いてくれるとアリガタイんだけどな。
それと音声ガイドの無料貸し出し、パンフには書いてあったけど、受付のお姉さんはお勧めしてくれてもイイんじゃないの?
超暇そーだったぞ。

見学時間:約70分

大哺乳類展-海のなかまたち

上野の国立科学博物館で開催されている「大哺乳類展-海のなかまたち」に行ってきた。

始めてリピーターズパスで入場。
特別展:\1400→リピーター割引適用:\800
常設展のみ:\600
リピーターズパス:\1000

つまり年に2回以上、科博の特別展示に来るようであればリピーターズパスを使った方がオトク。
これから科博行かれる方は、是非検討されたし。



◆大哺乳類展―海のなかまたち
「夏休み終わったから子供が少ないだろう」とあえて夏休みを外して行ったのに、子供が多いの多くないの。
なんか未就学児童が多い。小中学生より厄介。
こらっ、展示のガラスケースの上でノートを取るんじゃぁない。
解説が読めないじゃぁないか。

海の水棲哺乳類として鯨類、海牛類(ジュゴン)、鰭脚類(アシカ・アザラシ)の3種をフィーチャー。
これらの特徴や進化(地上から海中への適応)、個体数減少・絶滅危惧への対応等を紹介している。

なんと言っても展示の目玉は数々の復元模型や骨格標本。
最古の鯨類
↑最古の鯨類「パキケトゥス」
朝夕に首輪付けて散歩させるサイズ。カワイイ!
それが…
骨鯨_正面
こんなにデカくなるとは!(シロナガスクジラ)
高速鉄道車両の先端みたいだな。
カッコイイ!

模型・標本が中心なので、あまり解説を読めまなくても取りあえず楽しめるのだが、多くの大人が足を止めて読んでいたのが「ストランディング」関係。
ストランディングってのは、鯨なんかが岸に乗り上げちゃうヤツ。
はっきりした原因は分かってないんだけど、その原因が人間にあるかもしれない(環境破壊が影響?)、と思うと危機感と責任を覚える。
ほかの人たちも、そんな気持ちで解説を読んでいたのかもしれない。



◆企画展:あしたのごはんのために
生物多用性のシリーズ企画展示。
人類の穀類耕作の歴史や、現在の稲作と外国や江戸時代のソレとの比較、多様性の低下リスク等をパネル展示で紹介。
ごく身近にある主食・米をテーマにすることで、多様性の大切さがよく伝わってくる気がする。
冷夏・不作なんかを例に出されると多様性低下のリスクが分かりやすい。

ちなみに今回の観覧で「かはく生物多様性シリーズ2010 スタンプラリー」が完成!
生物多様性スタンプラリー
まだ筑波植物園が捺せてないけど、遠いからコレはちょっと無理。これで完成とする。
最近の博物館通いは、元々このスタンプラリーがきっかけ。

たまたま寄った自然教育園で台紙をもらって
「折角だから、久しぶりに上野の科博も行ってみるか」
と行って見たら面白くてしょうがない…で、今に至る。

なかなか感慨深い。



◆ディスカバリートーク
研究者による簡単な講座。
テーマ「動くのをやめた海の動物」を公聴。
おもにヒドロ虫の話。
別固体と根が接触した時のヒドロ虫同士の喧嘩とか、思った以上に面白かった。
でも1/3くらい寝てたのはココだけの秘密だよ。
講演時間:50分



↓は日本最古の砂粒。
ジルコン
37億5千万年前の鉱石。
もう数字大きすぎて何が何やら。
まだ生物は発生してない、と思う…

↓ダメな大人が大喜び。
カリ長石
カリ長石!
まぁ、イヤラシイ! ><

フーコーの振り子。
振り子が地球の自転の影響で勝手に回る、ってやつ。
before フーコーの振り子_前←4時間経過→フーコーの振り子_後 after
大体37°くらい回転してるかな。
パネルで解説もあるんだけど、実物だとよく分かるねぇ。



見学時間:約4時間

爬虫類切手図鑑@切手の博物館

目白にある切手の博物館に行ってきた。

JR目白駅から、学習院大学と線路の間を高田馬場方面に歩いて約五分弱。
建物は結構新しくてキレイだ。

観覧料\200は切手での支払いが可能。
未使用の切手が家にイッパイあったので、使ってみた。
受付のお姉さんは手で触らずに、切手用ピンセット(先っちょが平板になってる)で摘んで状態確認してた。流石。

展示品の写真撮影は禁止されている。

1階は展示コーナー。
トカゲ、ヘビ、カメ、ワニ、カエルと分けてパネル展示。(カエルは両生類だろ、というツッコミは野暮)
精密細緻に描かれた動物切手が並ぶ様は、百科図鑑を広げた感覚に近い。
動物画が並んでいるだけでも楽しいのだ。

ユニークな企画もあった。
チョット気持ち悪い爬虫類切手が10枚、拡大カラーで示して「ナメる勇気ありますか」とある。
それぞれの切手について見学者が“ナメられる”と“絶対に無理”に投票する。
ただ見るだけじゃなく、感覚的に参加できる企画は面白い。
ちなみに自分は“絶対に無理”が1つだけだった。

2階は図書閲覧室。
図録や雑誌、文献がたくさんあり、机で自由に閲覧できる。
海外の資料類もあって、かなりのモノだ。
熱心に調べ物をしてる人もいる、郵便趣味の方だろう。

目に留まった一冊のノート。
紐でペンが結ばれており「思い出ノート」とある。
見学者が簡単な感想等を綴っている。
郵便趣味の人、学生時代近くに通学してたがウン年ぶりに懐かしくて来た人、何かの本で読んで知った人。
小さい子供と思われる汚い字、キレイな精錬された字、かわいいイラスト。
感想も色々とあるが、手書きというだけで、何だか妙に心にしみる。
【き】【つ】【て】であいうえお作文を綴っている方が何人かいたので、感想のついでに挑戦して書き残してきた。

:汚くて
:拙い字でも
:手書きだからこそ、伝わるモノがある





建物はキレイで、壁面のガラスも大きく取って明るい展示室。
線路沿いだが静かで落ち着いた雰囲気。
館の規模は大きくないが、とてもステキな空間だった。

展示品が切手なので当然小さい。(一部、拡大カラー図示もあるけど)
目をパネルに近づけるのだが、屈んだり立ったりを何度も繰り返す事になる。
もう少しパネルを高い位置に掲示してくれると、足腰に優しいんだけどなぁ。

見学時間:約90分(思い出ノート、ミュージアムショップ含む)

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