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エッフェル塔ものがたり

タイトルのまま、エッフェル塔に関するエピソード集。
誕生時の歴史的背景、設計者エッフェルの生い立ちと業績、パリ万博での人気、戦中のあれこれ、破壊の危機、芸術におけるエッフェル塔、etc,etc…

やはり印象に残るのは設計者エッフェルに関する色々。
風洞実験を行い、航空力学の発展に大きく寄与したのは知っていたが、70歳を超えてから研究は始めたとは…
なんというエネルギーだ。

フランスの近・現代史をザックリ眺められる点も、チョットしたお得感。


エッフェル塔ものがたり (岩波新書 黄版 228)エッフェル塔ものがたり (岩波新書 黄版 228)
(1983/04/20)
倉田 保雄

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フランスに旅行する事があれば、是非登りたい。
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知的生活の方法

ここで言う「知的生活」とは読書と物書きに関わる色々。

自分が面白いと思ったモノを繰り返し読みセンスを磨く、というのは共感できる。自分の基準を持っていなければ始まらず、それを育てるには反復あるのみ、という事だろうか。
博物館・美術館によく行くが、あまりジャンルを問わず足を運んでいるつもりだ。数をこなす事で自分なりの物の見方ができてくるのではないか、思っている。
読書や博物展示に関わらず、経験を・体験を重ねてこそ見えてくる物が存在するはず。

「身銭を切り生活が苦しくても本を買え」とか「家族や時代を口実にするのは、知的生活に対する態度が本物ではない」、「家庭と親類は、知的生活にとってたいてい有害」など、結構厳しい話もいくつか見られる。
理想の書斎の提案やクーラー導入の勧め等(初版は35年以上前)も含め、著者の文人趣味への憧憬がうかがえる。




知的生活の方法 (講談社現代新書 436)知的生活の方法 (講談社現代新書 436)
(1976/04/23)
渡部 昇一

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考現学入門

3月にパナソニック汐留ミュージアムで見た『今和次郎 採集講義 展』が大変面白く、今和次郎の著作をようやく読むに至った。
http://dagayamon.blog130.fc2.com/blog-entry-552.html

過去を扱う考学に対し、現在を扱う考学。
主な収録内容は雨樋や垣根といった路傍材集あれこれ、銀座や深川の風俗調査、学生・夫婦世帯の持ち物調査。

展覧会はドローイングがメインだったので、文章をじっくり読むのは初めてだったが、諸々の調査を楽しんでいる様がよく伝わってくる。
考現学が今で言う人間工学や市場調査に繋がる事も示唆しており、その慧眼に恐れ入りました。


考現学入門 (ちくま文庫)考現学入門 (ちくま文庫)
(1987/01)
今 和次郎

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発掘を科学する

新聞連載をまとめた一冊。
考古学と自然科学の共同研究成果を紹介した内容。

考古学には明るくないが「考古学に自然科学的手法の併用は欠かせない」程度の認識は持っていた。むしろ、昔は鳥獣の骨や植物といった自然遺物が研究対象として見られていなかった事に驚く。

主だったテーマは
・獣骨
・残存脂肪酸
・便所跡の寄生虫卵
・イネ科植物のガラス質細胞、プラントオパール
・歯型計測による血縁推定
・液状化跡、地震痕跡による遺跡の年代判定
・化学分析による土器の産出地判定
・石室、石垣の変形計測
・樹脂含浸による有機物遺物保護
etc,etc…

各章なかなか面白い。
DNA解析と放射性炭素年代測定が無いのは、20年前という連載時期と関係あるのだろうか?

それと「はじめに」と「おわりに」が大変残念。
研究者にも様々な人がいる、として他研究者への不信感や自然科学へのコンプレックスを表している。
都市開発に伴う遺跡発掘の増大し、充分な調査が行えず記録保存に留まる件が多いらしい。考古学が置かれている環境を紹介するのは大切だが、書き方がどこか言い訳がましく見苦しさも感じる。
内容は面白いのに、読後感が良くない。惜しい一冊。


発掘を科学する (岩波新書)発掘を科学する (岩波新書)
(1994/10/20)
不明

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水の道具誌

雑誌に連載されていた、水に関わる道具についてのアレコレをまとめた一冊。

由来や起源、その道具の歴史だけでなく、著者の思い出話なんかもふんだんに盛り込まれている。
半ばエッセイやコラムに近く、博物学や民俗学的なモノを期待して読むと、少し物足りないかもしれない。

道具によって雑学・薀蓄パートの濃淡がかなりバラついているが、よく取材されてる。
軽い読み応えは決して悪い事じゃないけど、少し肩透かし喰らった気分。雑学系文庫の方が合ってるような(汗)

洗濯板が明治以降に伝播した物だった事に少し驚いた。


水の道具誌 (岩波新書)水の道具誌 (岩波新書)
(2006/08/18)
山口 昌伴

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