孫文と梅屋庄吉展

暑いなか上野まで自転車のって、東京国立博物館の『孫文と梅屋庄吉』展を見に行ってきた。

開館前に上野に到着したけど、大英博物館 古代ギリシャ展(@国立西洋美術館)も恐竜博2011(@国立科学博物館)もかなりの列。

そして東博は… 『空海と密教美術展』の列を横目に悠々と入場 v(^ ^)v



◆孫文と梅屋庄吉展
辛亥革命で有名な孫文と、その孫文を支援した事業家・梅屋庄吉を遺品や写真、資料等で追う展覧会。
両者の事だけでなく、両者に関わりの深い土地や同時期の世界各地の写真も多数展示されていた。

紫禁城の写真は門外に草が生えており清朝の黄昏を感じさせるし、19世紀末~20世紀初頭の中国・日本各都市の写真は当時の町並みや風俗、人々の息遣いが感じられる。
19世紀に流行った『ステレオ写真』。専用眼鏡掛けて見ると画が飛びすんだけど、体験コーナーで試したらちゃんと飛び出して見えた!(当たり前か)

展覧会タイトルから想像される「中国との関係を振り返る」的な事より「写真の力」を物凄く感じた。

見学時間:約90分



続いて総合文化展(常設展)へ。
久しぶりの東博なので、大分展示換えもされており見るものが多い。



文字図様の鍔。「活人剣」カッコイイッ!
文字大小鍔_110813
よくみると裏側は「殺人刀」になってる。

粟田口国安
粟田口国安_110813
『粟田口国綱』(長谷川平蔵の愛刀)に空目して興奮した(笑)

色絵獅子鳳凰文有蓋大壷
獅子鳳凰紋大壷_110813
獅子と鳳凰、二大霊獣の華麗な競演!
輸出向けという事もあって、サイズも意匠も大変豪華。



8室「書画の展開―安土桃山~江戸」から伝徳川家康筆『日課念仏
日課念仏1_110813
「南無阿弥陀仏」の六文字がビッシリ。
日課念仏2_110813

他にも織田信長、前田利家、福島正則、千姫etc,etc… と、戦国関連の書状・朱印状が多かった。



10室「浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)」より、『木曽街道六拾九次之内』シリーズ。
木曾街道諏訪_110813
木曾街道・塩尻嶺諏訪ノ湖水眺望
凄いな、凍った諏訪湖を歩いて渡ってる。
今では人が乗れるどころか、凍ることも少なくなってるんじゃないかな。



●特集陳列「運慶とその周辺の仏像」
十二神将立像・寅神(左)と午神(右)。
十二神将立像寅神_110813 十二神将立像午神_110813
サタデーナイトフィーバー!



●親と子のギャラリー「博物館できもだめし-妖怪、化け物 大集合-」
夏らしい企画展示。
天狗、鯰、河童、変化する動物、百物語、付喪神を紹介。

三彩狸炉蓋
狸蓋_110813
茶釜を使わない時、炉に蓋をするらしい。
茶室の真ん中にコイツが座ってるかと思うと、なんだか可笑しい(笑)
ぶんぶく茶釜やカチカチ山もあるし、狸ってのは何かと火の気に縁深いな。

百物語 お岩さん
お岩さん_110813
葛飾北斎の錦絵。
画面全体は「おどろおどろしい」と言うよりはむしろスッキリしてるんだけど、恨みのこもった迫真の表情だ。

妖怪変化の紹介だけでなく平田篤胤や柳田國男など研究史も紹介しており、手厚い解説。
本来は畏怖・恐怖の対象なんだけど、どこか愛嬌もある妖怪も多い。
やっぱり好きだな、妖怪。楽しかった (*´∀`*)



●歴史資料「お城―軍事施設から政庁へ」
城の軍事施設から行政拠点への変化を資料で追う。

ちょうど本展示に関係する講演会も開かれるので、併せて公聴した。
主な内容は簡単に箇条書きで
・城と言うと石垣をイメージしがちだが、元は土で形成されたもの
・城は軍事施設と行政機関を兼ねていた
・戦国時代終焉により、将軍・大名による支配の象徴へ。政庁機能重視
・小谷城レポ

講義で一番面白かったのは、最後の小谷城レポ。今回の講義のネタにしようと、先週行ってきたらしい。
写真で見ると、城の形がよく分かる。堀なんて、とても登れそうにない。
講師曰く「夏場の城跡めぐりは個人的にはお勧めできません!!」
城跡めぐりに限らず、夏場のフィールドワークはキツいよなぁ(笑) 体を張ったレポ、とても面白かった。

で、肝心の展示品はこんな感じ。

城郭図
城構図_110813
城郭の防御要点である升形や馬出なとの施設の模式図。
なんかファミコンソフトの攻略本みたいだ。

天草陣図
天草陣図1_110813
天草四郎でお馴染み、島原の乱の陣立てや戦闘経過を記した戦陣図。
すごい大きくて、高さ3m近いんじゃなかろうか。
それだけ詳細に記されてるって事なんだけど。よく見るとこんな描写もある。
天草陣図2_110813
敵陣に向けて生首を晒し、戦意を削ぐ作戦。

長禄年間之江戸略絵図
江戸略絵図_110813
太田道灌が城を気付いた当時の江戸の様子を伝える絵図。
小石川や牛込、日比谷など今にも残る地名がチラホラ。
江戸城のすぐ近くまで海が迫ってる。今と海岸線が全然違うや。



気付けば閉館時館。講演は面白かったけど、2時間強掛かったのが大きかった…
優先順位を決めて見ていたものの、全然見切れなかった。
民族展示はアイヌから琉球に展示換えされてたし、考古展示の特別陳列も見たい。
やっぱり月一回は来ないとダメだな…



在場時間:8時間半(開館~閉館)



戦い終わって ~神々の黄昏~

朝の予定ではINAXギャラリーとポーラミュージアム・アネックス行くつもりだったけど、時間も遅くなったのでアメ横なんかを少しブラつく。
で、帰ろうと思って駐輪場に行くと自転車のタイヤが裂けてた \(^o^)/
前から小さい裂け目はあって、危ないかなとは思ってたんだけど…(汗)

ワリと近くの自転車屋さん知ってた & まだ店開いてて助かったなぁ。
でも予想外の出費で、かなり痛かった(泣)



本日の自転車走行距離:54.6km
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