忍法剣士伝

手元にある文庫を読了。
これで何度目だろ、三回目だろうか。

以下若干のネタバレ



忍法帖の中では異質の作品。
忍法帖は基本的に人外な能力を駆使したバトルが行われるのだが、この作品は忍法がメインではない。

戦国期の名だたる剣客達がドリームマッチを繰り広げられる。



林崎甚助 vs 片山伯耆守
諸岡一羽 vs 富田勢源
宮元無二斎 vs 吉岡拳法
宝蔵院胤栄 vs 柳生石舟斎
鐘巻自斎 vs 伊藤弥五郎
上泉伊勢守 vs 塚原卜伝

時代小説や剣豪小説を読まない人でも聞いたことある名があるのではないだろうか。

これらの対決を仕込む狂言回しとして忍法が繰り出されるのは『武蔵野水滸伝』が同じ形を取っている。
しかし、忍者が成す術もなくあしらわれる忍法帖は『忍法剣士伝』だけ!



ココでも山田風太郎お得意の『史実意外の部分を自由に扱う』手法が炸裂。後々に因縁を絡みつかせていく。
決してスッキリしない胸や喉元に何かが残る読後感、仄暗さも相変わらず。


忍法剣士伝 (角川文庫)忍法剣士伝 (角川文庫)
(1986/07)
山田 風太郎

商品詳細を見る
関連記事
スポンサーサイト

この記事へのコメント

管理人のみ通知 :

トラックバック