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世田谷文学館と山種美術館

休日に自転車乗りたい気持ちはいつもあるのだが、まだまだ日差しが強くてなかなか…
久々に自転車移動で美術館巡り♪



◆世田谷文学館
世田谷文学館_110910
閑静な住宅街の中にある文学館、今回が初訪問。
前面がガラス張りでモダン、強い日差しの中で映える。カッコイイなぁ。



特別展『和田誠展 書物と映画』開催中。
和田誠展_110910
世田谷区にゆかりのある作家を扱う本施設だが、和田誠も一時期世田谷区民だったらしい。
その和田誠の、書物と映画に関わる仕事を紹介する特別展。

挿絵や装丁、映画ポスターの原画、やわらかい感じのイラストが多く、見ていて和やかな気持ちになる。
事務所の一室を再現したコーナーもあり、その仕事ぶりの一端が垣間見れた。



続いて常設展。
映画の美術監督・衣装デザイナーを3人フィーチャーし、撮影セットや衣装のデザイン画・映画ポスターを展示。
そして一角には、からくり作家“ムットーニ”の文学の場面を再現した作品が幾つか展示、実演してくれる。名前はだけは知っていたがムットーニのからくりを初体験、文学作品の世界感に惹き込まれ幻想的な感覚。



講堂で文学サロンも行われるらしく活動も活発。
建物もモダンでキレイだし、素敵な施設だった。

在場時間:約135分



◆蘆花恒春園
世田谷文学館のスグ近くに大きめの公園があったので覗いてみた。
蘆花恒春縁_110910
明治の文豪、徳富蘆花の住宅・土地等が東京に寄付され、現在は公園として整備・開放。



公園内に徳富蘆花を紹介する記念館が。
蘆花記念館_110910
徳富蘆花の人物像、作品、恒春園での暮らしを遺品やパネル・映像を交えて紹介している。
恥ずかしながら「不如帰」は知っていても、その作者の名前を知らなかった(汗)
徳富蘇峰の弟なのね、蘇峰も名前だけ覚えがある程度だけど…
そして、急に不如帰を読んでみたくなる自分のミーハーっぷりたるや。
在場時間:約25分

園内には竹林や雑木林。日差しは強かったけど、木陰の中は涼しい。
旧宅と雑木林_110910
雑木林の脇には蘆花が半生を過ごした母屋と書院が残されており、中を見学できる。
蘆花旧宅_110910

建具やガラスがそのまま残されている。
寝室兼書斎_110910 応接間_110910 土間_110910
畳敷きの部屋に椅子とテーブルの和洋折衷具合とか明治期ならでは、土間の匂いも嫌いじゃない。



公園は蘆花の旧宅を中心とした「恒春園区域」とその周辺の「開放公園区域」からなっている。
花壇_110910 トンボ池_110910
開放公園区域には花壇にトンボの観察池、ドッグラン等、なかなか楽しい。



何となく覗いたワリには無料で色々と楽しめてよかった。



◆山種美術館
特別展『日本画どうぶつえん』開催中。
日本画どうぶつえん_110910
タイトルの通り、動物画を集めた展覧会。

構成は
第一章 動物園 ~愛しきものたち~
第二章 鳥類園 ~翼をもつものたち~
第三章 水族園 ~水の中のいきものたち~
第四章 昆虫園 ~小さきものたち~

どの作品も質感が素晴らしく、日本画の多彩な技法に見入ってしまう。
「どうぶつカワイイ!」よりも「すげー!」が先にくる感じ。

以下、何点か作品別感想を簡潔に。

西山翠嶂 《狗子》
寝ている二匹の仔犬。フワフワして柔らかそう。
大変穏やかな画面で、見ているこちらも眠気を誘われる。

奥村土牛 《戌》
画面には梅花と犬。
線をぼかして淡く描いているが、目だけが黒い頭にクッキリと浮かび上がっているのが印象的。

森徹山 《兎図》
シャープに描かれている兎。
静止してる画面から兎が浮き上がり、今にも動き出しそう。アニメみたいに。
溜息モノだった。

山口華楊 《生》
生まれたばかりの子牛。とても写実的。
穏やかな画風で、画面全体が明るく温かみがある。まさに生命の温もりを感じる。

下田義寛 《白暈》
羊が二匹、親子だろうか。
羊はモコモコ、ふわふわ。背景もぼうっとモヤに包まれたようで幻想的。

西村五雲 《白熊》
白熊がオットセイを捕らえ、前足で押さえつけている。
背景は色彩を抑え、過酷な環境を物語る。白熊の力強さが引き立っている。

川端龍子 《華曲》
獅子と牡丹、王道の画題。
獅子は筋肉質で大変凛々しいが、一匹の蝶とじゃれつきヒックリ返っている。カワイイ仕草。
一方、牡丹は大きくどっしり構えた感じ。獅子と牡丹で、静と動の対比となっている。

上村松篁 《千鳥》
左手前に花、右奥に千鳥が二羽。
背景が水色で不思議な感覚に捕らわれる画面、シュール。

川端龍子 《黒潮》
水面に飛び上がるトビウオ。鮮やかな青が映える。
鱗の一枚一枚にまで及んだ、大変写実的な作品。
写真で一瞬を切り取ったような、とても動きがある。
襖絵なので画面自体が大きく大迫力。

柴田是真 《墨林筆哥》
蛙の琵琶法師。擬人化された蛙が、葉っぱを琵琶に見立てて弾き語り。
鳥獣戯画を思わせる、ユーモアたっぷりな作品。
漆絵って初めて見たかもしれない。



今回、特に見入って関心したのは森徹山《兎図》と山口華楊《生》、川端龍子《黒潮》
前回の展覧会『百花繚乱』でもそうだったのだが、本当に感じ入ってしまう作品が幾つか出てくる。
あまり絵画を鑑賞する事は無いのだけれど、強い感動を持ち帰れてヨカッタ (*゚∀゚)=3

そして、ミュージアムショップは欲しい物しか置いてないから困る(笑)
財布が厳しめだから、何も買わなかったけれど。

在場時間:約135分



戦い終わって ~神々の黄昏~
自転車走行距離 50km
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