区立施設三連戦、板橋&練馬

今日も自転車で初めての美術・博物館へ。
板橋と練馬は土地自体が未踏じゃなかったろうか。



◆乗蓮寺
第一目的地は板橋区立美術館だが、開館30前に到着。
時間も余っているので、すぐ近くの乗蓮寺をお参り。
乗蓮寺_111001

コチラは“東京大仏”で有名。
東京大仏_111001
大仏の他にも七福神や鉄拐仙人など、石像が多くあって結構楽しめる。

ヒガンバナも群棲してて目に鮮やか。
ヒガンバナ_111001

近所にはさらに板橋区立の赤塚植物園もあるけど、美術館の開館時間が迫っているのでまた今度。



◆板橋区立美術館
板橋区立美術館_111001

特別展『江戸文化シリーズNo.27 実況中継EDO ~描かれた旅・事件・動物~』開催中。
実況中継EDO_111001
江戸期の写生をテーマにした展覧会。
構成は
・スケッチと真景図
・事件
・博物趣味
の三章とし、江戸時代からの実況中継と見立てている。

以下、印象に残った展示品を箇条書きで

伊能忠敬 “日本沿海輿地図(小図)”
説明不要の日本地図。歩測でこれ程正確な地図を描き出すとは、改めて驚嘆する。
その大きさも肝を抜かれた。

蹄斎北馬 “浅草寺境内図屏”
江戸一の名所、浅草寺の様子を描いた屏風。
とても細かく密な画面。それでいて参拝客で賑わう様が生き生きと描かれている。
ごった返すざわめきが聞こえてきそうだ。

羽川藤永 “ 朝鮮通信使図”
外国人が珍しかった時代、朝鮮からの使節を見物する庶民。
だた道端で見物するのではなく、桟敷席まで設けられている。
ディズニーランドのパレードどころではない。

“博物館獣譜”
服部雪斎のオットセイの質感が凄い。

写真の無かった時代、写生は見る側からすればソレが“真”の姿・情報となる。
そんなチカラを感じた。

図録はさらに詳細な解説・論説が加えられており、更なる学習に向けた参考文献の紹介まである。
とても魅力的だったが、やや高価だったので見送り…

在場時間:約85分

館外にこんな旗が。
不便でゴメン_111001
最寄り駅からのバスは一時間に二本。確かに不便だけど、なんだか可笑しいw



◆練馬区立美術館
練馬区立美術館_111001

特別展『礒江毅=グスタボ・イソエ』開催中。
グスタボイソエ_111001
油彩による写実絵画を追求した礒江毅の回顧展。

ぐるっとパスを利用して、入館料\500⇒\0

細部まで精緻に描かれているのは勿論なのだが、対象をキャンバスに切り取っただけではない。
静物なので動かないのは分かっているが、時まで止まったような、不思議と言うか神秘的と言うような印象。

おみやげにクリアファイルを購入。
鮭クリアファイル_111001
高橋由一の“鮭”へのオマージュ。

在場時間:約60分



◆練馬区立石神井ふるさと館
石神井ふるさと文化館_111001
練馬区の郷土資料館。できたばかりで、ピカピカのキレイな建物。

特別展『江戸時代の百科事始』開催中。
小野蘭山_111001
練馬区ゆかりの学者・小野蘭山を中心にして江戸時代の博物学(本草学)を紹介。
観覧料\300

元は中国の薬学だった本草学。享保期から薬種の国産化を目的として動・植・鉱物への関心が深まっていく。
小野蘭山は元々京都の人だったが、幕命で江戸へ。日本各地に採薬旅行を繰り返している。
今で言えば北は群馬、西は和歌山まで。基本的に足で歩いた時代、広大な範囲だ。
その記録は産地・名・絵だけでなく、方言まで記されているのが面白い。事物だけでなく、その土地々々の風俗も含めた総合的な内容。

そんな小野蘭山の研究成果の集大成 “本草鋼目啓蒙” は弟子たちの手によって何度も重版されてる。
蘭山の塾は厳しい規則があり、入門時に誓約状を交わした。それだけ学問に対して真摯であったのだろう。

展示物は江戸時代の標本や古籍・書状等。
古籍は活字の物もあったが、写本も幾つか。コピー機の無い時代、当然手で書き写したわけで、その労力は大変なモノ。
学問にはそれだけの時間と手間を掛けるだけの価値がある、って事だ。
博物学的な面白さもあったが、学問への真摯な取り組みにも胸が熱くなった。



続いて常設展も観覧、コチラは無料。

練馬と言えば練馬大根。
練馬大根1_111001 練馬大根2_111001
大根の推しっぷりが凄い。展示室の1/4くらいを占める。
明治期の内国勧業博覧会ではタクアンで褒章まで貰ったらしい。名が通ってるだけでなく、ちゃんとした評価も受けてたのか… 見直したなぁ。

あと練馬で有名なのはアニメ(桃鉄で得た知識)
東映アニメーションで使用されていた撮影機が展示されていた。
アニメ撮影台_111001
コレで銀河鉄道999も撮影したとか。



おみやげに常設展と特別展の図録を購入。
図録_111001
特別展の図録を作ってあるとは意外だった。ウハウハ。

それと練馬区内の博物館ガイドブック。
練馬区博物館ガイド_111001
リーフレットじゃなくてちゃんとしたガイドブック。

郷土系の博物館は同じ施設に足を運ぶ事が少ないので、気になったモノは「買える時に買え」が原則だ。

在場時間:約100分



◆石神井公園
ふるさと館のお隣、石神井公園も散策。
公園の真ん中にある三宝寺池がかなり大きい。
三宝寺池1_111001 三宝寺池2_111001
ぐるりと回るだけで1時間くらい。

池だけでなく、中世の豪族・豊島氏の居城跡 “石神井城址” もある。
城址1_11001 城址2_111001
写真だと分かり難いんだけど、土塁跡がよく分かって結構面白い。

人も多くて、地元に愛されてる感じがしてイイ公園だった。



闘い終わって ~神々の黄昏~

帰りに溝の口の某スリランカ料理屋で夕飯。
ロティセット_111001
ピットゥとサンボル、レンズ豆カレーのセット。
ピットゥは潰した米とココナッツの蒸し物。食感も味もサッパリしてて軽い。

ピットゥ_111001
カレーが余ったので主食を追加。
小麦粉にタマネギとピーマンを入れて焼いた“ロティ”
プレーン味のチヂミみたいな。素朴な味でふちがカリカリしてて美味しい。

プリン_111001
〆のデザートにプリン、ほのかに香るココナッツ。

動物性のモノも油脂類も殆ど使っていないラインナップ。
お腹イッパイだけど重過ぎず、爽やかな満腹感と言うか。
でらうまでらうま。



意図したワケじゃないんだけど、観覧した3施設は全て写実的な展示だったなぁ。




自転車走行距離:70km
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