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東京国立博物館

twitter や mixi で連日「故宮展の“清明上河図”が死ぬほど並んでた」との投稿を見てはゲッソリするだけの簡単なお仕事。
夕方から予定が入っているので、開館する前から並ぶしかない。

開館時間9:30に対して7:30に着いたらこんな感じ。
待機列_120121
30人くらいかな。

途中で雨も降り始めるし、メチャクチャ寒い。手がかじかんで、チケットを取り出すのもままならぬ有様。
並んでいる間に読書を進められたのはよかったけど。



◆北京故宮博物院200選
入場してすぐ清明上河図の列へ。20人目くらいで観覧。
清明上河図と言うのは北宋時代に描かれた図巻。都市生活の様子が幅24cm,長さ5mに渡って描写されている。
荷役を運ぶ人、賑わう飲食店、船の行き交う運河、様々な人の往来…
コレが大変細かく、およそ700人以上が描かれている。900年も前に描かれたと思えない状態のよさで、画面がクリア。

ガードマンが3人も付いていて、常に「進みながら観覧下さい!」とアナウンスが。
細かい描写に魅入ってしまうのでどうしても足が止まりがち。
それでもアナウンスにせかされるので、観覧時間はモノの5分くらいだろうか。

圧倒的なボリューム、細部に渡る描写の超絶技巧、表情豊かで幸せそうな人々に色々な想像を掻き立てられる。
「神品」の評に納得。写真や画像では伝わり得ない、本物の持つ迫力。
素晴らしかった!



一番の難物をやっつけたので、後はユックリ(笑)
展示は二部構成。



第1部は故宮博物院の名品紹介。

祥龍石図巻 北宋皇帝・徽宗が考案した書体・痩金体による、徽宗自身による図巻。細い線描ながらも、伸びやかで硬質な筆致で力強さがある。美しい。
雲山墨戯図巻 霞掛かったような、柔らかく淡い描画。幻想的な画面。
章草書級就章巻 識字用テキストの臨書。端整な字がビッシリでリズミカル。
他にも
古代において既に高度な加工技術があった事を見せ付ける青銅器。
彫刻を施す事で日本のモノには無い立体感を持つ漆器。
鮮やかな青を基調とし、豪奢・華麗さと爽やかさが共存する琺瑯。
絵画と見まごうばかりの精細技巧で仕上げられた染織品。
どれも溜息を付かされる様な素晴らしい文物ばかり。



第2部は清王朝の文化事業。
康熙帝南巡図巻 清朝の威光を見せ付ける為に行われた皇帝巡幸の図。色彩豊かで精密に書き込まれた図巻。長大な巻物で、モノの大きさでは清明上河図を超える。全十二巻を6年がかりで完成、国家的プロジェクトで製作された。巻末には人文字で天子の治世・天下泰平を祝っており面白い。
倣古玉簋 倣古とは古代の祭祀儀礼用の青銅器を収集研究し、その形を器物に写す行為。
乾隆帝文殊菩薩画像 乾隆帝を文殊菩薩に見立てた画。清朝皇帝が世界の支配者であることを描いている。
大威徳金剛立像 牛頭を持ち多数の手を持つ像。魁偉で大迫力。
乾隆帝大閲像軸 乾隆帝が西洋風の甲冑を身につけた騎乗図。姿だけでなく、画法も西洋画的な写実さ。威風堂々とはこの事だ。
万国来朝図軸 元日に外国の使者が数多く参賀に来ている様子を描く。なかにはイギリスやフランスといったヨーロッパ人の姿も。琉球や日本も見つけた。

満州族の皇帝が統治する清朝。古代からの美術品を収集・研究し、その審美眼で国民大多数を住める漢民族の人身を掌握した。豪華絢爛な法具や仏像は満州族のチベット密教への信仰の篤さをうかがわせる。

版図も大きく世界帝国であった新王朝の国力の大きさ、国の有様が文物を通じてよく伝わってくる。
素晴らしい美術・工芸品に感嘆するだけでなく、民族・歴史的な背景がよく分かる素晴らしい展覧会だった。



見所は清明上河図だけじゃない。
上河図の公開は終わっても、見るべき価値は充分過ぎる程ある。



続いて、総合文化展(常設展示)へ。



干支の辰にちなんだ特集陳列『天翔ける龍』開催中。
その中から一点。

染付雲龍図菊形皿
雲竜図菊形皿1_120121 雲竜図菊形皿2_120121
ウツボ的くねくねフォーム、正面から捉えた顔面 with 団子鼻。顔だけ見たら獅子に見える。
ユーモラスで可愛い (*´ω`*)



最近楽しくなってきたのが歴史資料。
今は『江戸の年中行事―新年を祝う歴史資料』

諸国行事図会年中行事大成より、どんど焼きの項。
爆竹之図_120121
爆竹(どんど)の字を当てている。
一瞬、台湾の爆竹祭り的な喧騒を想像したけど、んなワケねぇやな。竹組みで燃して爆ぜるから、かな?

増補大日本年中行事大全より、二日灸の項。
二日灸_120121
二月二日にすえるお灸は普段の2倍の効能。浅学無知のだがやサンはこの習慣知らなかった。
大人も歯を食いしばってすえるお灸、子どもが逃げるのも仕方ないよね。



この他にも干支の辰にちなんだり吉祥文様・図案の展示品多数。

青磁染付鶴亀図大皿
鶴亀図大皿_120121
亀が牙剥いて大蛤ばりに口から蜃気楼的ガスを噴出、鶴の周りの雲は暗い。
吉祥文様のはずなんだけど、怪獣大決戦に見えなくもない。

本館2階8室は竜虎図だけで3点もあったり。
竜虎図_120121



在場時間:約390分 (開館前の待機、120分は含まず)

一ヶ月ぶりに来たんだけど、またしても大きく展示替えされてた。
見るべき物が多いけど、この後の予定もあるので少し流しながらの観覧。
それでも、一ヶ所の施設での滞在時間が今までの中で最長になった。
たらふく観覧して幸せイッパイ。



戦い終わって ~神々の黄昏~
新年会に向け、秋葉方面に移動。
その途中、御徒町駅の近くで…

今日のベストショット
珍満_120121
( ゚∀゚)o彡°珍満!珍満!
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