上野

前日までにドコ行こうか決められず、朝になって決定。



◆国立科学博物館
特別展『インカ帝国展』初日、開場と同時に飛び込む。

インカと言うと空中都市マチュピチュのイメージが強いが、決して本展のメインではない。
インカ王の持つ象徴性・宗教/世界感、産業・工芸・建築と言った暮らし、インカ帝国の統治機構、領土拡張、スペインによる侵略とその後… まさに『インカ帝国』を総合的に追う企画展。

そんな中、印象に強く残った事の一つに「インカ帝国を調査するに当たっての難しさ」
インカは工芸品に金を多用していたが、スペインが鋳潰して金塊にして本国に持ち帰り当時の金製品は大変貴重。
また、文字を持たない文明だったため、インカに近い年代の文献は征服者たるスペイン側によるモノであること。
科学的分析手法によりココ数年で新しく分かった事も多いが、未知のヴェールに包まれた部分も多い。

展示品でインパクトがあったのは「眼球が残っているミイラ」
コッチが見ているのと同じく、アッチも自分の事をじぃ~っと見ているような気がした(笑)

新書を一冊読んだような、知的栄養をタップリ吸収した気分。



また、監修した研究者による特別講演もあったので講聴。
ハーバード大学の先生は通訳を通しながらの講演。
「太陽と月」「静と動」と言った対/二元的な世界観・宗教観、太陽や岩・水といった自然に対し偶像を用いずその物を神聖視したこと等、美術・工芸的な面から見たインカが面白かった。



在場時間:約380分



◆東京国立博物館
科博に来たら、いつもセットで東博も。
インカ帝国展に存外時間が掛かったので、展示期間が今月中までの展示を駆け足で回る。



特集陳列『江戸時代の地図』
伊能忠敬の地図。
伊能忠敬1_120310 伊能忠敬2_120310
パッと見の正確さ、現代人が普段目にする日本地図と何ら遜色ない。
今の地図と言うのは地べたを平面に落とし込んだ結果で、色彩は凡例に則り、描画範囲内は密に情報が詰まってる。
情報量では現代の地図には遠く及ばないかも知れないが、伊能図には当代随一の正確さだけでなく、どこか美しさも感じるのは自分だけだろうか。



歴史資料展示室は『化粧』
江戸時代のヘアカタログ。
髪形集1_120310
この辺りは差が分かりやすいけど
髪形集2_120310
この下段のヤツは全部同じに見える (;´∀`)



在場時間:約80分



戦い終わって ~神々の黄昏~
電車の中で
カラー版 インカを歩く (岩波新書)
を読む。
展示と併せて読むと理解が深まってイイ感じ。
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